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中国電力は、未だに上関原発建設のための詳細調査が終了していないにもかかわらず、 また最高裁で係争中の裁判があるにもかかわらず、建設予定地の公有水面埋立申請を行な いました。それらの結果如何によっては上関原発の建設を中止するか、計画を大幅に見直 さなければならないという可能性もありえる筈です。そういった段階で埋立申請をするこ とを暴挙と言わずして何と言えば良いのでしょうか。怒りを通り越して驚き呆れています。 6月27日(金)、中国電力本社で株主総会が行なわれました。上関原発建設予定地の 向かい側にある祝島の皆さんが抗議にやって来るというので、少し早目に国電力本社に行 きました。すると本社前に、中国電力の職員や警備員が大勢立っているではありませんか。 拡声器と「中国電力は上関原発の建設をやめろ! プルサーマルを導入するな!」「中国 電力の公有水面埋立申請に抗議する! 山口県・二井関成知事は許可するな!」という横 断幕を持って来ていたのですが、少しビビってしまいました。しかし、「ここで頑張らな くてどうする!」と横断幕を広げて、一人でアジテーションを開始! 少し時間が経って、反原発株主の皆さん、山口県、祝島の皆さんもやって来ました。抗 議するために中国電力本社前に集まった人たちの数は約100人。祝島のおばちゃんたち は、「上関原発白紙撤回!」等と書かれた横断幕を持って中国電力本社入口前に立ちまし た。中国電力の職員が何か言っていましたが、聞きません。もうほとんどピケット状態で す。 まず反原発株主の代表が挨拶をして、総会に乗り込みました。そして祝島の山戸貞夫さ ん、山口県原水禁議長の岡本博之さんが相次いで発言し、最後に祝島の人たちの「上関原 発反対!」「山下隆社長は責任をとってやめろ!」「エイエイオー!」というシュプレヒ コールが響き渡りました。ここで山口県、祝島の人たちは山口県庁へ向かいました。 その後も、私たち広島の市民有志数人が中国電力本社前に横断幕を持って立ち、拡声器 でアジテーションを続けました。私だけではなく、プルトニウム・アクション・ヒロシマ からの参加者も訴えかけました。総会が終わって株主たちが中国電力本社の建物から出て来るまで続けようと考えていたのですが、総会の所要時間は3時間12分で過去最長だったそうです。さすがに少し声がかれてしまいました。岡山県俣野川水力発電所土用ダムや下関発電所のデータ改ざん問題、島根原発の近くに長さ20kmの活断層が見つかり、当初「活断層は無い」と言っていた中国電力も認めざるをえなかったことなど多くの問題が噴出していたため、長時間にならざるをえなかったようです。反原発株主の人たちは、私たちはもう帰ったものと思っていたのですが、株主総会が終わって中国電力本社の建物から出て来ると、まだアジテーションの声が聞こえたので、少し嬉しかったそうです。少しの心地良い疲労、少しの達成感で、中国電力本社前を後にしました。しかし、これからが正念場です。粘り強く上関原発反対運動を続けて行きたいと思います。 (伊達 純) |