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2005年2月28日
許すな!詳細調査!! 守れ!長島の自然!! ★「長島の自然を守る会」(高島美登里代表)が山口県と中国電力本社に申し入れ ★本社前で広島・「森と水と土を考える会」「原発はごめんだヒロシマ市民の会」、山口・「原発いらん!山口ネットワーク」のメンバーでビラ訴え ■詳細調査強行にあせる中電 上関原発をめぐる情勢は、詳細調査の攻防をめぐり、緊迫しています。 2004年8月20日、神社本庁が1号機の炉心予定地を含む約10万平方米の四代正八幡宮神社地の売却を承認しました。この神社地は、売却に反対したため解任された林宮司の後任者である宮成宮司が、2003年12月、売却申請していたものです。これを受け、10月5日、中国電力は正式に譲渡契約を結んだことを公表。11月12日(金)には、原子炉設置許可申請に必要な詳細調査の内容をまとめ、県と上関町に提示しました。内容は、@陸と海でのボーリング調査(最深200メートル、60本ずつ)をし、地盤を構成する岩石などを調べる。A陸海ともに人工的に地盤を振動させて、地質構造を見極める。B海域では船から音波を発振して、反射してくる波の伝わり方を計り、海底の地形も調べる−などです。詳細調査が強行されるならば、調査のための森林伐採やボーリング掘削による騒音、海水汚濁など長島の自然環境・生態系が甚大なダメージを蒙ることは明白です。 ■アリバイ作りの環境保全計画 2005年1月14日、中国電力は、山口県から要望されていた環境保全計画を提出しました。内容は、@ボーリング地点・弾性波や音波強度など具体的内容を一切明らかにしないA保全計画は科学的根拠がなく、個別・具体的手法が述べられていないB唯一具体的な、昆虫の区域外移動と植物の区域外移植は今日では問題視されている時代遅れの方法論であるなど、長島の自然環境・生態系が持つ独自の貴重な価値を一顧だにしないお粗末極まりないものです。 しかし、山口県は「法的根拠がない中で、事業者が自主的に詳細調査をするので、県としては『審査』というものではなく、環境に配慮されているか『チェック』している」という逃げ腰の姿勢に終始し、「保全措置については科学的なところまで求めていない」などと放言するなど、県のチェックの中身は、お寒いものだろうことが想像できます。 ■詳細調査は生き物たちへの死刑宣告! 長島の自然を守る会は「詳細調査は生き物たちへの死刑宣告だ!!」と、2004年11月18〜19日のハンガーストライキを皮切りに、申し入れ(11/19,12/19,1/20,2/3)・署名活動などを展開してきました。署名は、3ヶ月という短期間にもかかわらず、県知事宛109,793筆、中国電力宛107,392筆を集約、各々の申し入れ冒頭に提出しました。 2月3日の申し入れでは、@中国電力が環境保全計画と一緒に詳細調査の青写真を県に提出していた(1・19申し入れでは内部検討段階と回答!!)A環境影響評価書で監視調査を指示されたカクメイ科の貝を3年間確認できていない(守る会の定期調査では2回確認している!!)B環境保全措置や事前調査について、第三者機関にチェック・公表する気のないことなど、あらためて中電の詐欺師的やり口が明らかになりました。 ■街頭宣伝で元気もらう!! 2月3日は、中国電力本社前と本通り商店街入り口で、街頭宣伝もあわせて行いました。広島の仲間が応援に駆けつけ、寒さで凍りつきそうな中、2〜3時間も一緒にチラシ配布して下さり、本当に嬉しく勇気付けられました。「世界で一番小さな鯨のいる所です!」と言うと「ヘェ−」と頷いて受け取る人、安渓先生の吹くオカリナに表情和らぐ人など、広島市民に少しでも知って貰う機会が提供できたのではないかと思います。 ■闘いはこれから!あらゆる知恵と力で詳細調査を阻止しよう!! 闘いはこれからです。当初、中国電力は「2月にも詳細調査着手」と豪語していましたが、今年度中は難しい情勢になっています。共有地裁判、神社地裁判、漁業補償裁判、宮司解任取り消し仮処分申し立てなど、さまざまな側面から中国電力包囲網が張り巡らされる中、私たちも自然環境保護の面から、あらゆる知恵と力を結集し、詳細調査阻止の闘いの一翼を担って行きたいと思います。 (長島の自然を守る会 高島美登里)
■県一漁協合併問題 山口県下には58の漁協があり、それをたばねる県漁連=県漁協組合連合会、金融・信用取引機関として県信漁連=県信用協同組合連合会がある。バブル期信漁連貸し付けのこげつきと先物取引の失敗で203億円の欠損金をつくった。信漁連はこれまで38億円の県の財政支援や各漁協からの増資で穴を埋めてきたが現在残る欠損金は105億円、合併は欠損金の穴埋めと言ってもいい。 2003年1月に「県一漁協合併推進協議会」設立、自己資本率10%必要でその金額は105億円必要である(50億円を全漁連、農林中金などで 30億円を漁協の増資―正組合員で60万円、準組合員20万円、25億円を県の財政援助で埋める計画)。これで昨年9月に、49漁協係調印し、今年4月1日を結成予定し、1月末の賛否の期限になっていた。 ■祝島漁協の選択 合併の流れのなかで、祝島漁協は「現在の漁業権裁判が終わってから合流」との確認が、12月17日突如県漁連会長から「従来の確認どうり出来なくなった」と連絡「合併に参加しないなら1月末に信漁連から脱退を勧告される」と。合併に参加しないなら、過去2回にわたって貯金残高に比例し7640万円が割り当てられ増資、原資は信漁連の借り入れとされている。従来からの出資金800万円を合わせて8440万円になる。合併に参加しないと。出資金は15%しか戻らず7174万円が負債と残る。祝島漁協を資金面で潰すか、合併させて法人としての祝島漁協を消滅させて、原発反対の旗を降ろさせ、裁判を取り下げるかを迫ったものであった。 1月26日合併の決める臨時総会がもたれた。その結論は77対12の「合併不参加」であった。お金をなんとかしなくちゃと集める手段を提案する人もあった。原発反対堅持、裁判が継続の知らせで、「ああ、よかった、ありがとうと涙があふれる。」組合員一人ひとりがどれほどの思いで選択されたことか。反原発は守られたがこれからの漁協経営はどうなるのだろうと心配はつきない。 ■合併推進協議会のゆくえ 祝島漁協の「合併不参加」だけでなく、県内で合併に不参加は23にふくれ、漁民の民意を知らない県や関係幹部は大打撃である。マスコミ報道によっても、どこも漁民の怒りの罵声がとぶなど信漁連への不信とこの後の生活に不安が満ちていた。 当初、推進協は49の漁協が参加すると目論で、県も31億円の財政支援を計画していたが、58漁協中合併に参加が34漁協と減少し、2月8日合併支援予算案の新年度計上は見送りになった。合併は混沌としてきている。 ((「原発いらん!下関の会」会報より)
■神社地を守る会を設立しました 連絡は平岡隆嗣さんへ(〒742-1403山口県熊毛郡上関町室津1621−1) 平成一七年一月現在、上関原発建設用地として中国電力に売却された四代正八幡宮の神社地について、地元氏子から登記抹消と現状変更禁止を求める仮処分の申立が岩国地裁にされております。 こ神社地売却については、神社運営への妨害や宮司の解任など売却に至るまでの経緯が極めて不透明であり、正当な手続きに沿って契約されたものであるとは言い難いものです。私たちは、これらが裁判の中で明らかにされ、正されることを強く願っています。 また、大切な神社地と瀬戸内海を原発から守り、従来の神社の祭祀を守りつづけることが、神社を支える氏子としての勤めであると信じています。 そのため、この裁判を支援するべく「神社地を守る会」を設立いたしました。この会の設立をきっかけに、より多くの方々の支援を神社地を守るためにいただければと思います。 神社地を巡るこの一連の裁判へのご支援を、どうかよろしくお願いします。 平成十七年一月八日 神社地を守る会設立有志一同 カンパなどは郵便振替で ・口座番号 01360−7−64830 ・口座名 「神社地を守る会」 方面・川上両地区住民が断固阻止の構え 強行の情報が入ったら麻畑に結集して住民とともに阻止しよう! 18年目になる鳥取県湯梨浜町(旧東郷町)方面(かたも)地区のウラン残土撤去運動の天王山が近づいてきた。 核燃料サイクル開発機構(旧動燃)は2月15日、最高裁決定で撤去命令が確定した方面地区のウラン残土のうちフレコンバック詰め290立方メートルを、3月10日までに隣接500メートルの麻畑地区のウラン残土堆積場に搬入すると発表した。 さらに、麻畑のボーリング調査の結果、放射線量は一般の花崗岩と同程度であり、新たにウラン残土が発生する懸念がないと説明したが、小さなコアの表面放射線量ではたしかなことは何も言えない。核燃はコアのウラン含有量の測定といった基本的なこともしていないのか。 しかし、鳥取県は核燃の発表の直後、麻畑は三朝東郷湖県立自然公園に含まれ、大規模な工事による形状変更は公園の風景に大きな損害を与えるとして、県立自然公園条例第13条第2項の規定により搬入行為の禁止を核燃に通告した。 また、方面地区の自治会、搬入予定地のウラン残土堆積場がある川上地区の自治会、湯梨浜町、鳥取県、そして私たちウラン残土訴訟を支える会のメンバーも、岡山県上斎原村の核燃人形峠環境技術センターを訪れ、それぞれ抗議文をもって核燃に強く抗議した。 ウラン残土訴訟を支える会の石田正義代表は抗議文を読み上げ、このような地元住民を無視したやり方を強行すれば、核燃の信用が一挙に崩れるだろうと警告した。 方面地区と川上地区の自治会は2月15日夜の緊急総会で、それぞれ麻畑搬入阻止の行動を決定、両地区が団結して湯梨浜町と緊密に連携し絶対に阻止する構えだ。 ウラン残土訴訟を支える会も麻畑にかけつけ、住民とともに阻止の行動を取る覚悟だが、さらに多くの市民に結集を呼びかけ、県内・県外を問わず参加者をつのる。 (問合せ先) 石田:0859―82−0031 土井:0857−27−7369 または 090−9418−6874 ウラン残土撤去問題の最新情報をお伝えします。 くわしくはウラン残土訴訟を支える会のHP(http://homepage2.nifty.com/uran_zando/)を参照して下さい。 土井淑平(ウラン残土訴訟を支える会) 訃報連絡 2月2日、広島県芸南火電阻止連絡協議会のメンバーで、大崎火電の建設に文字通り身体をはって反対運動を取り組んでこられた、田房サワ子さんが亡くなられました。89歳でした。 葬儀は、2月3日に自宅で行われました。心よりご冥福をお祈りいたします。 ――――2005年4月より実施――――
電力自由化 新規事業者 15府県6市で落札! ◆役所本庁舎の電力入札での特定規模電気事業者(PPS)の落札状況
◆中国地方の主な自治体の電力入札への対応状況
◆2005年4月電力市場はこう変わる
木原省治のコラム 近ごろは、都会だけでなく田舎の小中学校でも「荒れる学校」になっているそうである。考えてみれば、「大人社会」が競争とリストラ、所得格差の拡大がますます大きくなっている状況の中で、その影響が子ども達の社会に反映しないはずはない。大人社会が荒れているにも関わらず、子どもは"清廉潔白"というような訳にはいかないだろう。 上関原発の建設問題でも、原発推進派は神社地を守る林春彦宮司の偽造辞職願いを作成して「辞職」に追い込み、中国電力は秘密裏に神社地を購入するという手段に出た。当然、辞職願いの捏造を知らないはずは無い。それどころか、こういう入れ知恵が出来るのは、中国電力しか有り得ないのではないかとも思ったりする。 祝島漁協の原発反対の姿勢を崩すために、山口県の58ある漁協を合併させる話しが、半ば脅迫的なやり方で行われようとした。しかし、祝島漁協は総会を開いて合併に参加しないことを決め、他の漁協も予想外に多くの漁協が合併反対を明らかにした。「予想外」という失礼な言い方をしたが、今のご時世では、「長いものに巻かれる」的な状況が強い中で、抵抗をしない流れが強いと思っていたが、今回のことは、まさに「漁師魂」を見た思いである。 林宮司も、宮司としての地位保全を求めて仮処分の申し立てをするなど、正義を守る力、健在なり、と拍手とともに出来るだけの支援をしたいし、皆さんにもお願いしたいと思う。 「荒れる学校」については、僕は効果的な対策を考えてもなかなか妙案は見つからないが、子どもは大人の背中を見つめて成長する、といわれる。大人としての僕自身の立場から責任を感じないわけにはいかない。 山口県が生んだ童謡作家、金子みすゞはその「私と小鳥とすずと」で次のような詩っている。 (1)わたしが両手をひろげても お空はちっとも とべないが とべる小鳥は わたしのように 地面をはやく走れない (2)わたしがからだをゆすっても きれいな音は でないけれど あの鳴るすずはわたしのように たくさんなうたは知らないよ すずと小鳥とそれからわたし みんなちがってみんないい みんなちがってみんないい 「みんなちがってみんないい」この事を認め合うことこそが、住みやすい社会の基本だと思うのだが。考えてみれば、こんな事は当然の事なのだ。 《文・木原省治》
【編集後記】 ・寒風の中、詳細調査をするなと中電本社前でマイクを握り、ビラを配った。たった3時間の行動であったが、漁協合併問題でゆれる祝島の漁師さんの厳しい事態や、極寒のなかでも仕事をするつらさを思うと、どれほどの効果があったかわからないが闘う心意地は持ち続けたいと思った。・祝島通信を読むと1月2日の毎週1回の島内デモも23年目に入り、887回になるという。原発撤退の連綿とした闘いは健在である。鳥取の残土問題でも身体を張っての行動がここでもくりひろげられる。・今年の株主総会の準備をする打ち合わせの会をやり、今年の提案議案が決まった。13回目になる提案も原発を無くするまで息長くやっていこう。(み) |