4/23(木)上関原発建設予定地
神社名義地裁判控訴審


 上関原発予定地の神社地(正確には神社名義地)の広島高裁での公判が次のように行われます。

■日時:4月23日(木曜日)午後2時〜

■場所:広島高裁302号法廷


 弁護士さんからの連絡では、当初裁判所は狭い202号法廷としていましたが、広島高裁で一番広い302号法廷に変更しました。
 法廷も大きくなりましたし、上関からも反対派の3人の方が来られます。

 どちらにしても、多くの皆さんの傍聴をお願いします。

 集合は、直接302号法廷に時間前にお越し下さい。よく分からなかったら、午後1時45分までに北棟の1階、弁護士控え室となりの部屋へ来て下さい。

 なお、公判終了後にはいつものように、弁護士会館で弁護士を交えた報告会を予定しています。

 また、神社地を絶対に上関原発のためには売却しないと頑張っておられた林春彦宮司の偽造宮司辞任届けの裁判ですが、一審の山口地裁岩国支部は偽造されたものであることは認めましたが、山口県神社本庁の行なったことは認められないとして、先日原告の訴えを棄却しました。この裁判も広島高裁に控訴されました。

 今後、この裁判も広島を舞台に行なわれます。こちらにも、皆さんの傍聴支援をお願いします。

原発はごめんだヒロシマ市民の会
            木原省治


【突然の結審!】4/23(木)上関原発建設予定地神社名義地裁判控訴審報告

 上関原発建設予定地神社名義地裁判の控訴審が4/23(木)の午後2時から広島高裁302号法廷で行われました。

 前回、傍聴者が多かったため、広島高裁で一番広い302号法廷になったようです。また、整理券が配られることになりました。

 整理券が配られる部屋で待っていると、妙に若い男の子たちが多いのに気づきました。法廷へ移動している最中にわかったことですが、広島大学のロー・スクールの学生さんたちでした。また、お目当ては別の裁判だったようですが、結局は神社名義地裁判を傍聴することにしたようです。そこで彼らに神社名義地裁判の概要を簡単に説明しました。

 裁判は、今回も大勢の傍聴者がありました。そして前回と同じく、入会権者の確認で始まりました。しかし退屈な裁判は一転しました。裁判長が本日で弁論を終結すると言い出したのです。原告側代理人である胡田敢弁護士は、主張を準備しているので続行を希望すると異議を申し立てましたが通らず、次回(6月25日午後1時10分)が判決となりました。つまり3回の裁判で行なわれたのは入会地の権利者の確定だけ、実質審理なしで唐突に結審となってしまったのです。


弁護士会館で行なわれた報告会で「予想していなかった」と寝耳に水の表情を浮かべる胡田弁護士。右隣は入会権の権威である中尾英俊弁護士。

 弁護士会館で行なわれた報告会で、胡田弁護士は、「予想していなかった」と寝耳に水の様子でした。そもそも山口地裁岩国支部で行なわれた一審の判決は、入会地の権利者の一部だけによる訴えの提起は不適法ということで、原告の訴えを却下するというものでした。ところが昨年2008年7月17日、鹿児島県の馬毛島で採石業者が購入した土地をめぐり地元の住民が入会権の確認を求めた裁判で、最高裁は、権利者全員で訴えを提起できない時は、同調しない権利者も被告に加え、権利者全員を訴訟当事者にすることが許されるとし、鹿児島地裁に差し戻す判決を下したのでした。今回の神社名義地裁判の控訴審は、馬毛島入会地確認訴訟の最高裁判決を受け、一審判決を不当とし、実質審理を求めて行なわれたものでした。それが高裁でも実質審理が行なわれなかったのです。


原告の竹弘盛三さん(左)と木原省治さん(右)

 胡田弁護士の見立ては次のようなものでした。控訴を棄却するということは、一審判決を維持するということであり、馬毛島入会地確認訴訟の最高裁判決がある以上、それはないだろう。すると一審へ差し戻すか、高裁が新たに判決を下すかということになるが、実質審理なしに、しかも2ヶ月で新たな判決を下すことが出来るのか? ということになると一審へ差し戻すのが妥当ということになるが…。


弁護士会館で行なわれた報告会に参加された皆さん。左端は前山口県議の小中進さん。


同じく報告会参加者の皆さん。左端は溝田一成さん。


報告会参加者の皆さん。右端はグローバリゼーションを問う広島ネットワークの渡田正弘さん。
 実質審理を行なわずに結審した高裁に対し「失礼だ」「中国電力が早く結審してくれと高裁に言ったのではないか?」という声が参加者からあがりましたが、一審への差し戻しという可能性もあります。この神社名義地裁判や四代八幡宮の故・林春彦宮司の退職願偽造裁判、山口県知事による上関原発建設予定地の埋立許可取消裁判、長島の自然を守る会の高島美登里さんたちによる「自然の権利」裁判など上関原発建設問題について、より一層の関心と注視をお願いします! そして中国電力に上関原発建設をやめさせましょう!

(伊達 純)

参考サイト

馬毛島入会地確認訴訟最高裁判決
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20080717114121.pdf

安渓遊地(Ankei's Active Home)より
上関)入会権裁判についての批判的検討
http://ankei.jp/yuji/?n=422

上関原発最新情報
上関原発予定地内の神社地訴訟の控訴審始まる
http://new-k.livedoor.biz/archives/295044.html

KTS鹿児島テレビ
馬毛島入会権訴訟地裁に差し戻し(2008年07月18日)
http://news.ktstv.net/e5106.html

↓馬毛島は米軍再編に伴うNLP(夜間離着陸訓練)施設として浮上したこともあります。

あつこば(小林アツシ)さんのウェブログより
馬毛島の件は岩国市長選挙向けのリーク報道?
http://atsukoba.seesaa.net/article/76813249.html

鹿児島県の馬毛島(まげしま)に空母艦載機の訓練施設【続報】
http://atsukoba.seesaa.net/article/76813249.html

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