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プルサーマルとは、ウランとプルトニウムとを混合したMOX燃料を通常のウラン燃料用の原子炉で使用することです。プルサーマルは、制御棒の効きが悪くなるなどの危険性があることが指摘されています。よく言われるのが「灯油用のストーブでガソリンを燃やすようなもの」という例えです。 何故このようなことをするのかと言えば、プルトニウムを使用する高速増殖炉が「もん じゅ」の事故で頓挫し、プルトニウムが余ってしまったことで、国際社会から日本は核武 装するのではないかという危惧の声があがるのを防ぐために軍事以外でプルトニウムを使 用する必要に迫られたからです。 また島根原発の2km南に長さ22kmの宍道断層があります。しかし当初、中国電力は、「活断層はない」としてきたのでした。プルサーマルが導入されようとしている島根原発2号炉は、この宍道断層を活断層として評価せずに耐震設計されています。2007年の中越沖地震により停止した柏崎・刈羽原発で、建設計画当初はないとされてきたところに活断層があったのと同じようなことが起きているのです。島根原発2号炉へのプルサーマル導入は、プルサーマルそのものの危険性に加え、このような問題もあるのです。 2月10日(火)、溝口善兵衛・島根県知事は、県が最終回答を留保している島根原発2号炉へのプルサーマル導入受け入れの可否判断について「議論は進んできている。県の最終決定はそう遠くではない」と述べたということです。また松浦正敬・松江市長は、今月行なわれる市議会定例会中に可否を表明する方針だとのことです。松江市長、島根県知事にプルサーマルを受け入れないよう求める電話、FAX、電子メールを! プルサーマルで近く最終回答(中国新聞 '09/2/11 ) http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200902110042.html 3月12日(木)の松江市議会で、松浦正敬市長は、核燃料サイクル計画が不透明で、市民が心配しているとして、 @核燃料サイクル計画を遅れることなく確実に実施すること A耐震安全性の新知見を活用するよう中電に指導すること B原発立地地域振興特別措置法の適用期限延長の3項目を国へ要望すること を提案、この日の議会で確認されました。松浦市長は、16日(月)に国との交渉に出かけ、17日(火)に、その回答を受けて、再度特別委員会を開く予定だとのことです。 しかし松浦市長の提案は、プルサーマルを受け入れる体裁を整えるためのもの、言わば 「アリバイ」ではないでしょうか? 核燃の可否判断 市が要望へ(中国新聞 '09/3/13) http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200903130011.html 市議会最終日の19日(木)午後5時30分に市役所前で抗議が行なわれるとのことです。 ここが正念場です。松江市長、島根県知事にプルサーマルを導入しないよう求める声を電話、ファックス、電子メールで届けて下さい! ・TEL:0852−55−5126(市民活動推進課) ・FAX:0852−55−5544( 〃 ) ・E−mail:松江市長へのメールはホームページから http://www.city.matsue.shimane.jp/jumin/shisei/chiiki/mayor/tomayor.htm ・TEL:0852−22−5771(広聴広報課) ・FAX:0852−22−6025( 〃 ) ・E−mail:teian@pref.shimane.lg.jp ・ 知事への提案(フォーム送信) http://www.pref.shimane.lg.jp/admin/seisaku/koho/hotline/web.html 松江市は、ついにプルサーマル導入を容認してしまいました。松浦正敬・松江市長は、 (1)核燃料サイクル計画を遅れることなく確実に実施すること、 (2)耐震安全性の新知見を活用するよう中電に指導すること、 (3)原発立地地域振興特別措置法の適用期限を延長すること という3項目の要請に対して二階俊博経済産業相が「責任を持って取り組む」と回答したことを評価し、「最高責任者である大臣の発言は極めて重い」などと述べていますが、根本的な問題は何も解決していません。それにもかかわらず松江市がプルサーマルの導入を容認したことに私たちは抗議します。また、これからもプルサーマルのみならず、島根原発そのものの停止を求めて行きます。 プルサーマル、議会は容認(中国新聞 '09/3/18) http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200903180037.html 島根原発プルサーマル計画実施へ 松江市が事前了承表明(朝日新聞 2009年3月19日) http://www.asahi.com/kansai/kouiki/OSK200903190100.html 島根原発:松江市長、プルサーマル同意 慎重姿勢を一転/島根(毎日新聞 2009年3月20日) http://mainichi.jp/area/shimane/news/20090320ddlk32040637000c.html
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